奏作空間

Reading & Creation Space "SOH"

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2015.02.13 Friday
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    新作告知!!

    2010.07.23 Friday 22:32
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      『電脳コイル private edition <version 3.00>』

       〜三たび、この道の上でふたりは巡り会う〜

       今より少しだけ未来の202X年。
       小学生の間では、ウェアラブルコンピューター【電脳メガネ】が大流行していた。この【メガネ】は、街のどこからでもインターネットに接続し様々な情報を表示する機能を備えた、子ども達になくてはならないアイテムだ。舞台は由緒ある寺社仏閣が立ち並ぶ古都でありながら、最新の電脳インフラを擁する地方都市「大黒市」。
       小学6年生の小此木優子は、その大黒市へと引っ越してきたばかり。電脳空間が壊れやすいというこの街で、優子の飼い犬、電脳ペットのデンスケは早速電脳物質の結晶を見つけてくる。それをきっかけに、優子はこの街の子ども達、高度なスキルを持つ【メガネ】ユーザー達のいざこざに巻き込まれる。そして、優子はもうひとりの”ユウコ”と巡り会う。
       反発し合いながらも惹かれてゆくふたり_。それぞれ痛みをともなう過去を抱くふたりのの心の隙間を埋めるもの。新たなる冒険の中で、ふたりはその答えを探し求める。

       これは、アニメ『電脳コイル』、そして小説版『電脳コイル』、この2つの時間軸からも独立した3つ目の時間軸に存在する物語。『電脳コイル』のフィールドをそのままに、アニメ、オフィシャル小説と同じスタートラインから、此花耀文と川島奏が独自の解釈を加え、世界観、キャラクター、その他設定の異なる別作品として書き綴ってゆく。原作の魅力を残しつつも新たなる風が吹き込まれた、誰も知らない『電脳コイル』が走り始める......

      =====
       
       ということで、いきなり始まりました。どうも、川島です。今回は「小説家になろう」の方で連載を開始する新作の告知をしていきたいと思います。と、その前に。

       此花耀文先生、『電脳コイル 冬を抱いてほころぶ花』の完結おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

       金沢市に戻ってからのイサコを主人公とした物語ということで、僕も含めてアニメの後の彼女の動向が気になっていた方には非常にありがたい小説でした。彼女の新しい友達との出会いや、新しいライバルとの決闘。そして僕が個人的に興味深かったのは、イサコとイサコの母との関係です。イサコよりも不安定なイサコの母を描くことは、本当に難しかったと思います。そのような中でも、イサコの孤独な戦いを繊細に描き切った此花さんの筆力には脱帽です。こんな素敵な作品を執筆していただいて、本当にありがとうございました。そしてお疲れさまでした。

       そんな『冬を抱いてほころぶ花』が終わってしまって寂しい思いをされている方に朗報となるのが今回の新作。この物語は此花さんと僕の共同作品です。ストーリーをはじめ、背景設定、キャラクター設定など物語の骨格を此花さんと僕で作り上げていきました。以前、『電脳コイル プロローグ』という小説を此花さんが執筆されたんですが、あの時は僕が最初のアイデアだけを提供し、ストーリーはほぼすべて此花さんが考えられるという形でしたので、厳密に共同作品というわけではありませんでした。

       そして今回は、その意味では共同作品と呼ぶにふさわしい作品となると思います。此花さんとはかれこれ4ヶ月ぐらい毎日メールを交換しましてですね、綿密に打ち合わせを行ってきました。そのメールの量も、気が遠くなるほど膨大なものとなりました。

       気になる執筆の方は『冬を抱いてほころぶ花』を書き上げられた此花さんにお任せすることになります。実績のある此花さんの筆力なら安心ですね。僕はこれから毎回投稿前の此花さんの原稿を見せていただいて、あーだこーだと口を出すおいしいポジションに居座ることになります。すみません此花さん。これからもどうかよろしくお願いします。

       それではその新作の概要をもう少し紹介していきましょうか。タイトルは上にもあります通り、『電脳コイル private edition <version 3.00>』です。

       少々長いタイトルですが、これは此花さんと僕のタイトル案を組み合わせたものです。「private edition」は「私家版」、「version 3.00」は3つ目の時間軸という意味が含まれています。これは電脳コイルテイストを出したこだわりのフレーズです。

       上で紹介しているんですけど、強調するためにもう1度繰り返しますね。これは『電脳コイル』のスタートであるヤサコとイサコの出会いから、まったく別のストーリーを展開する、アニメ、オフィシャル小説と並ぶ3つ目の物語です。『冬を抱いてほころぶ花』や『春』のように、アニメとのつながりなどは一切ありません。完全に独立したお話になります。

       なんで今更そんな設定にしたの?って思われる方もいるかもしれません。こんな設定になったのは此花さんとの打ち合わせの中でも紆余曲折あったのですが、一言でいいます。この設定なら限りなく自由がきくからです。書くからにはもちろんコイルメンバーは全員出したい。それならアニメより未来の話しかないわけですが、そうなると連載中の『春』や、完結しました『冬を〜』の方にも支障をきたす恐れがあるという配慮がありました。それならいっそ新しい時間軸で一から作りましょう、という話になったわけです。

       さて、ではこの物語がアニメ・オフィシャル小説と何が違うのか。それを小出しにしつつ、見所の紹介をしていきたいと思います。


      ○見所その1  新しい人間関係
       この物語に登場するキャラは、アニメに準拠しています。オフィシャル小説のオリジナルキャラはメインキャラとしては登場しません。また、僕たちが作ったオリジナルキャラは登場しません。そして、そんなアニメ準拠のキャラ構成の中でも、ちょっと新鮮な顔ぶれがメインキャラとして登場することになります。<コイル探偵局>、<大黒黒客>のコイルメンバーの中でも人間関係の変化が見られるかもしれません。というか見られます。ヤサコとイサコの性格や関係も微妙に変わってきます。もちろん『電脳コイル』のお約束としての設定は残っておりますので、原作を壊されるという心配はされなくても大丈夫です。此花さんも僕も原作が大好きなので、その辺のさじ加減は調整してあります。

      ○見所その2  多種多様なイリーガル
       アニメで登場して旋風を巻き起こした「巨大魚イリーガル」や「ヒゲイリーガル」などのユーモラスなイリーガル達。しかし、オフィシャル小説ではそんなイリーガルが登場しなくて寂しい思いをしている人はいませんか。そんな読者の希望を叶えるために今回、個性豊かなイリーガル達を取り揃えました。電脳空間にバグを起こしてメンバー達を混沌に導くイリーガル達。その特性はバラエティに富み、今まででは考えられなかったバグが電脳の世界で発生します。それに振り回されるメンバー達の奮闘も必見です。

      ○見所その3  幻のあの物語がよみがえる
       皆さん、このブログで以前にも紹介した『電脳コイル 企画書』はご覧になりましたでしょうか。そこでは残念ながらアニメでは未収録に終わったエピソードが紹介されています。そして今回、その消えてしまったエピソードの中からいくつかをピックアップし、それを土台として新たに作成されたエピソードも収録されます。『企画書』のエピソードも見たかったという皆さん、乞うご期待です。

      ○見所その4 恋物語の展開
       『電脳コイル』といえば、ちょっぴり切ない恋愛描写も魅力の1つ。その恋物語にはさらに熱い展開が用意されています。特に力を入れたのはある人とある人の恋。しかしそれも一筋縄ではいきません。そこにもうひとり関わってきて、やがて物語の大きな流れにも絡んで来ることにもなります。人を思うということは一体どういうことなのか。少年、少女である彼らが抱えてしまった苦悩を、余すところなく描いていきます。

      ○見所その5 新イベントが登場
       アニメでもオフィシャル小説でも、『電脳コイル』には楽しいイベントが盛りだくさんでした。その中から夏祭りはお約束として収録。そして両方に合宿イベントがありましたが、それが大幅にバージョンアップを果たします。そう、小学校時代最大のイベントがついに収録されるのです。童心に帰ったつもりで、それも楽しんでいただければと思います。そして今作は果たし合いが、熱い!!

       まだまだここでは語り尽くせぬ見所はたくさんありますが、あんまり情報を公開してしまいますとネタバレになってしまいますからここまでということで。

       それではここで、執筆を担当する此花さんからのメッセージをご紹介します。

      「こんにちは、此花です。私からのメッセージにスペースを割いて頂き、恐悦至極です。
      さて、メッセージと申しましても、大まかな物語や見所は川島さんから魅力的なご紹介いただきましたから、私からは本作執筆にあたっての信条というか抱負をば。
      『電脳コイル』は不思議な作品で、ストーリーだけをたどれば、特に後半、相当重たいん ですが、その重さに沈み込まない、希有なバランスがあるんですよね。それが何に発するかと問えば、やはり、作中随所にちりばめられた、誰もが思い出として持っているような、子ども達の視線で眺めた世界観に、なのでしょう。それを「ノスタルジー」と言いかえてもいいんですが、この言葉に付きまとう、情緒連綿というかお涙頂戴的なべったりした感情をも、『電脳コイル』は見事にかわしています。一種思い切って客体視し、突き放したようで、それでいて逆にぐっと私たちを引きつける、この乾いた風情を、なんとか作品に取り入れられればなあ、などと思っております」(此花耀文)

       さすが此花さんと言いますか、貫禄のあるお言葉でございます。僕自身も、此花さんの描かれる新しい『電脳コイル』を楽しみにしております。
       
       この此花耀文×川島奏の共同作品、『電脳コイル private edition <version 3.00>』は、2010年8月1日より連載開始です!!タイトルが長いので通称『3.00』でいいですかね。此花さんのお話によると毎週日曜日更新ということなので、これから週末が楽しみですね。

       あと忘れないでください。『春』は続きますよ〜。これからは木曜日更新の『春』と、日曜日更新の『3.00』をお楽しみください。

       それから、『電脳コイル』の公式ページにある「三番目のユウコ通信」が久しぶりに更新されましたが、重大発表がありましたね。オフィシャル小説は第13巻にして完結ということでした。気にはなっていたものの、こう宣言されると一抹の寂しさがありますよね。8月初めに第12巻が発売されるので、オフィシャル小説は年内には必ず完結すると思います。その後も、寂しい方々は是非是非こちらの小説に寄ってください。もし今後「小説家になろう」で電脳コイルを題材にする新たな小説家さんが登場しなければ、『春』は来年春に完結予定ですので、この『3.00』が最後の電脳コイル小説になる可能性もあります。みなさん、【メガネ】の最後の1年、存分に楽しみましょう。

       それでは本日はこの辺で失礼します。『3.00』連載開始まで、あと9日。
       



       
       

       

       


       


       

       
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      2015.02.13 Friday 22:32
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        コメント

        売茶翁です。

        あちらの感想欄に書き込みをしてまいりました。
        かなり生意気な事を書いてしまいまして、ちょっとビクビクしております。
        因みに私はふだん文章は書きません。小説なんぞ言わずもがな。

        まさに読者様な感想ですが、読者様だからこそ書ける事もあるだろうと書かせて頂きました。
        内容そのものにはあえて触れませんでしたが、そちらは今後ここで話せるかなぁと省略しました。

        広いお心で受け止めて戴けるようお願い申し上げます。



        さて、雨響さん初めまして。よろしくお願いします。

        私も小説は書きません。というか書けません。
        魅力に尽きない電脳コイルという作品と、こちらに居られるお二方のファンとして語り明かしましょう。

        因みに私も絵を描きます。皆さんに触発されこのところ電脳コイルの絵を描いてはいるのですが、アニメ的な絵は苦手でしてなかなか上手い事いきません。
        なので、私もお2人の作品のイラスト描きます! と言いたい所ですが、なんとも。
        とはいえ勝手に描くだろうとは思いますので、もし没にならない作品が出来たら皆さんにも観て頂ければと思います。
        実は既に画像アップ用のブログも作成してあったり。

        雨響さんとはそういった面でも交流していければと思います。



        そして此花さん、コメント返しありがとうございます。

        いやしかし若冲は知ってるだろうと思ってましたが、売茶翁の名前で若冲が出てくる程とは。ちょっと嬉しいですね。
        お察しの通り伊藤若冲のファンです。若冲その人の名前を使うのは流石に畏れ多いのでこの名前に。売茶翁も充分畏れ多い方なんですけども。

        因みに若冲とは江戸時代の画家で、その若冲が尊敬していたというのが売茶翁と呼ばれていた変わり者の坊さんです。

        それにしても此花さんの文章への拘りはやはり凄いですね。
        川端康成は巨匠文学を読み漁っていた頃に読んだ筈なのですが、正直あまり覚えてないです。面目ない。これを機会にまた読んでみようかと思います。

        そして川島さんにだけ厳しい事を言うのも何なので此花さんにも。
        クラスメート達のキャラクターに若干の違和感を感じました。
        何というか、イマイチ生きていないというか、作品に馴染んでないというか。
        此花さんが扱いきれていないという印象でしょうか。
        此花さんの作風の場合、例え脇役であっても作品の中で登場人物が自然に呼吸をしているかどうかは非常に重要な要素だと思うので少し残念でした。

        さてさて『冬〜』完結早々に新連載開始とは嬉しい限りです。
        こちらについては川島さん充てで。



        改めて川島さん、生意気な感想すいませんでした。
        それでもお言葉に甘えて皆さんの輪に加えて頂きたく思います。

        ところで、もうお気付きとは思いますが『春』と『冬〜』では『冬〜』の方が私の中での評価は高いです。
        これは文章力の差であり作品の完成度の差だと思います。
        このような事を書くのは申し訳ないのですが、それでもご理解いただける事だと思います。

        それにこれは御二人の持ち味を考えれば仕方ない事だと思います。

        此花さんの魅力は心情描写と文章その物の美しさ。
        なので手に負える範囲で話を考えれば自然と完成度も上がる様にも思えます。(此花さん、簡単そうに言ってすいません。)

        比べて川島さんの魅力は物語の構想力および構成力。
        魅力を生かすには話が大きく成らざるを得ず、自然と完成度を上げるのは難しくなります。

        そんな具合の評価なんですが『電脳コイルの二次創作』と言えば『冬〜』ではなく迷うことなく『春』なんですよね。
        何故かと考えてみたところ、『冬〜』はイサコの二次創作で『春』は電脳コイルという作品世界そのものに向きあったまさしく電脳コイルの二次創作、という印象の違いかなと思い至りました。これも持ち味の差なんでしょうか。

        そしてそんな事を書いて何が言いたいのかと言うと、新作が楽しみだ! という事です。
        お二人の長所を引き出せるなかなかに理想的な組み合わせ。
        これは期待せざるを得ない。
        電脳コイル二次創作界における伝説的作品の誕生の場に居合わせているんじゃないかとドキドキしております。

        まだ始まってもいませんが、ありがとうございます。
        いや、なんとなく。
        | 売茶翁 | 2010/07/30 12:31 PM |

        どうも、ちょっと顔出しすぎですかね? 雨響です。
        お二人共快く了承してくださり、感謝の限りです。
        お二人の作品に見合うようなものを仕上げられるよう頑張りたいです。

        川島さん、アドバイスどうもありがとうございます。
        そのサイトですが、本当はパソコンで作りたいところなんですが如何せん自宅に自分の描いた絵をパソコンでアップロード出来る手段が無く、仕方なく只今携帯用のサイト作成サーバーを利用してちまちまと作っています。
        自分は完全アナログ人間でして、スキャナの一つでもあればいいのですがなかなか難しく…。
        とりあえず、ということで携帯用のですが無料でサイトを作ることの出来るやつでやっております。
        携帯ならばサイトを運営したこともありますし、一応勝手は解りますので。
        また画像のアップロードがたぶん主に写メールからになると思われますのであまり画質はよくないと思います。

        そういうことですのでもし出来たとしてもパソコンからの閲覧ですと大変見づらくなることが予想されますがあらかじめご了承頂けると助かります。

        あとお二人の作品を描かせて頂くに当たってもちろんオリジナルキャラ達も描きたいのですが、外見的な特徴がなかなか掴みづらいという時は私の個人的なイメージで描いちゃうと思うんですよね。
        そうしますとお二人のそのキャラのイメージを壊す恐れもあると思いますので、もし描いたキャラがイメージと違う場合遠慮なく言って下されば第2案、第3案と出していきたいなと思います。
        失礼ながらお二人に私がわからない所を聞けば良いかとも思ったのですが、それではやはりお忙しいのにご迷惑かなと。…いえ最初の案でも手間をかけさせてしまいますよね。どうしましょう。

        あともう一つ、現在コイルの二次創作がなかなか無いという状況なのでランキングに入ってみようかとも思っています。
        まあ携帯で作っておりますので携帯用のにと考えておりますが、賛成か反対かだけお聞かせ願います。


        随分と私情ばかりでお見苦しくすみません。
        なにぶんこういった風に人様の作品の絵を描かせて頂くといったことがはじめてなもので…。
        なるべく迷惑をかけずにやりたいのですが、未熟ですみません。
        そしてここまで色々いってますがあまり上手いわけではありませんので本当に申し訳ないです。
        ただお二人の作品を描けるのは本当に嬉しいので出来る限り頑張りたいです。

        それでは長々と大変失礼致しました。
        | 雨響奏 | 2010/07/27 1:17 AM |
        どうも売茶翁です。

        皆さんありがとうございます。

        さて、次は川島さんに感想をと言いましたが、この数日なかなか時間を取れず「このままでは次の更新が来てしまう!」と、取り急ぎ携帯からコメントしているという次第です。

        小説家になろうの感想欄設定を変更していただいたとの事なので、感想はそちらに書く予定です。

        と言いますか実は既に感想は書き上げたのですが、無駄に張り切ってしまった内容な為に少し頭を冷やして見直そうと寝かしておいたら「見直す時間が無いよ! 」となってしまいました。

        順調に行けば明後日には書き込めると思います。


        しかし感想ひとつでコレとは‥。
        改めてお二人の偉大さを思ったところで、本日は失礼します。
        それではまた。
        | 売茶翁 | 2010/07/26 6:59 PM |
        どうも、『3.00』宣伝担当の川島です。

        まずは雨響さん。僕たちの小説の絵を描いていただけるというご提案、大変魅力的です。もちろん良いに決まってるじゃないですか。嬉しいですね、こうして僕たちの小説を楽しんでいただいた上で、そこからさらに創作物が生まれるというのは。僕も自分の中でイメージを立てるために描こうかなと思ったことはありますが、僕は本当に絵心がないので挫折しました。

        そこで1つアドバイスっぽいことを申し上げさせていただきます。サイトの運営に関しては雨響さんはご経験がおありですか?されたことがあるのならまったく僕の心配することではないのですが、サイトの運営ってこんなブログと違って結構面倒だという話はよく聞きます。下手をすればお金がかかったりということもあるかもしれません。

        おそらく雨響さんも御存知だと思いますが、そこでイラスト投稿サイトを利用する方法もあります。最近はいくつかサイトがあるみたいですが、絵を載せるという目的だけなら、そちらに投稿するのがお手軽だと思います。余計なお世話かもしれませんが、サイトの運営は難しいかなとお思いになった時には、そちらの方法も検討してみてください。
        僕も雨響さんのイラストを見せていただける日が来るのを楽しみにしています。

        さて新作の方の話をしましょう。此花さんはあのようにおっしゃているんですが、僕の貢献度なんてそんな大したものじゃありません。と言うよりも、ストーリー構成の段階で此花さんと僕の長所がうまく噛み合って、相互補完的に物語を練ることができたので、良い骨子が出来上がったのだと思っています。

        僕は基本的に大ざっぱな性格なので、ストーリーを思いつくにしてもそれはかなり穴だらけだったりします。そんな不完全なストーリーに此花さんが的確な指摘と修正をされるので、僕は本当にやりやすかったです。それに此花さんの思いつくストーリーや設定は本当に細かくて、さすがにきっちりとしているなあと感服していました。特に『冬を〜』の中での、水壁やその対策法などからも垣間見られるように、此花さんの電脳への理解度や想像力はかなりハイレベルです。その点めんどくさがりの僕は、『春』でもアイテムは既存のものしか使わないという横着をしています。そういった僕の短所を此花さんが十二分に補ってくださいました。

        それだけに此花耀文×川島奏の相乗効果から生まれた『3.00』は、手前味噌になるんですけど隙のない作品に出来上がると思います。連載開始まで、しばしお待ちください。

        本日はこの辺りで。


        | 川島奏 | 2010/07/25 11:31 PM |
        こんにちは、此花です。

        『冬を〜』について皆様のご感想を頂き、本当にありがとうございます。振り返ってみれば長編小説1本分ほどの量にもなり、けっこう大変な時期もありましたし、読み返してみると、ここの書き方は悪かったとか、あそこの台詞は不自然だったとか、冷や汗ばかりが出るのですが、それでも、こうやって皆様の温かいお言葉を頂けると、心から本作を書いて良かったなと思えてきます。

        売茶翁さん、初めまして。実に渋いお名前、もしかして若冲のファンだったりしますか。
        上と被りますが、ご感想、感謝致します。
        反省点ばかりの拙作の中で、情景描写は唯一自分でもうまくいったと思う箇所もあるので、お褒め頂いて嬉しい限りです。少しだけ楽屋裏を語りますと、筆名にも頂いた川端康成の、1文ごとに闇からふと輝いては退いていく、寂滅とすらいえる無常感が目標です。ただ文体を真似ただけでは単なる劣化コピーしかできませんので、ドイツ語の接続法風に句を連ね、そのつながりを意図的に弱めることで、不意と意味を失った言葉のたゆたうような、そんな文章を目指しています。川島さんのおっしゃる通り、音楽の影響もあるのかもしれませんね。ただ私のには形式感が足りないので、音楽を意識した部分は大抵情緒の洪水になって失敗してますが。
        母親については、この人は時々勝手に『電脳コイル』の世界観の外に出ていってしまうので苦労しました。ちょっとやりすぎでないかと不安なところもあったのですが、共感頂けたとわかって安心しております。
        雨響さんのおっしゃっていたクラスメイトは、例の本編エピローグでの「友達とはどんなものかわからない」発言と矛盾するのでこちらも迷いがありましたが、大黒の出来事を経てイサコも成長したはずですし、小学校最後の半年くらいクラスメイトと仲良くやってほしいという思いから登場させました。楽しんで頂けたなら幸いです。

        雨響さん、ご提案ありがとうございます。私の方は大歓迎です。自分の書いたものに絵をつけてもらえる日が来るとは思っておりませんでした。イラストを見せて頂けると気を楽しみにしております。

        さて、若干新作の宣伝を。本文で川島さんが書いておいでの内容の繰り返しになりますが、この『3.00』はですね、主として川島さんの類稀なる想像力によって、原作のガジェットを利用しつつも全く新しい物語となっています。どうぞご期待あれ。これで面白くなかったらひとえに文章を書いている私の責任です。

        今回は自分語りばかり多くなりまして失礼致しました。では、これにて。
        | 此花耀文 | 2010/07/24 11:52 AM |

        さて、続けざまにコメントしてまことに申し訳ないのですが、
        川島さんと此花さんに少しお伺いしたい、というかご提案させていただきたく場所をとらせて頂きます。

        実は、というほどでもないのですが私は自分で創作するとどちらかというと小説より絵な人間でして。
        その、お二人の小説を読んでいるととても創作意欲がわいてくるんです。
        この設定でこのキャラ描きたいな、とかこの場面を絵や漫画にしたいな、という風にどんどん浮かんでくるんですね。

        ですから、もしよろしければお二人の小説の絵を、まことに勝手ながら個人的に描かせてもらってもよろしいでしょうか?
        描いた絵(…といってもたぶんほとんど色無しですけども)は小規模ながらもサイトを作ってちょこちょことのせようかなと考えております。
        いうほど絵は上手くないというか本っ当に下手くそですし、たぶんお二人の小説のイメージを壊すようなものしか描けないとはわかっていますので、お断りして下さっても全然かまいません。

        本当いきなり勝手にすみません。
        軽く流して下さって結構ですので、お願い致します。
        | 雨響奏 | 2010/07/24 1:15 AM |

        どうも、雨響です。
        まずははじめまして売茶扇さん、…と何もかいていない私がいうのもおかしいですが。
        何かもう皆さんの文のレベルが高すぎて自分がこの場にいていいのか不安になりましたが、まだ皆さんお話したいのでもう少し居座らせて下さると嬉しいです。
        売茶扇さんとも色々とお話したいです。若輩者ですがどうぞよろしくお願いします。

        さてついに発表された新作、もう見所を読むだけで今からわくわくしています。
        小説が13巻で完結というのを見てやはり一抹の寂しさといいますか、新たな物語の続きを待つ楽しみがあと少しで無くなってしまうという所で、未来や過去の話ではなく原作の時間軸のしかもお二人の創り出す『電脳コイル』を見ることが出来るなんて…、こんな幸せはありません。
        お二人共大変だとは思いますが、本当にとても楽しみです。
        ずっと応援させて頂きます。

        さて私が最後になりましたね、お題の感想です。
        もう本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。
        此花さんの情景描写、心情描写には脱帽するほかありません。
        またそれでいて思わず入り込んでいってしまう設定、魅力的なキャラクター、最後まで存分に楽しませて頂きました。
        もちろんエピローグ的な何かの方も、タイミングがずれてしまい恥ずかしいです。すみませんでした。
        やはり皆さんのおっしゃる通りイサコとイサコの母親との不安定で危うい関係を、二人の空気を描ききったのには感動を覚えました。
        しかしそこはお二人が存分に語っておられまして私は出る幕がありませんので、私はイサコの友達、クラスメートについて少しだけ。
        此花さんの小説のキャラは皆本当に魅力的です。
        そしてそれでいてそのキャラクターとイサコとの関係も、とても心に響くものがありました。
        皆と話す度に見える各々との空気に一々魅せられましたが、特に一番心に残っているのがサッチーとの仲直りのシーン。
        自分は今あんな風に友達のことをおもえていないな、と思います。
        他人と関わっていく上であんな風に強くなれていない、なりたい。
        そんな羨望も混じった心で見ると、二人がどうしようもなく格好良く見えて仕方がありませんでした。
        そしてそれと同時に、もう彼女はとても優しく、強い心をちゃんと手にしているのだ、と。
        ふとそう思えてきてどうしようもなく心が震えました。
        最後、今を楽しんでいるイサコが見れて私は本当に幸せでした。
        この作品と出会えて本当に良かったです。
        | 雨響奏 | 2010/07/24 12:48 AM |

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