奏作空間

Reading & Creation Space "SOH"

スポンサーサイト

2015.02.13 Friday
0

    一定期間更新がないため広告を表示しています

    - | - | - | - | - |

    『大黒市黒客クラブ戦記』 episode 16

    2010.06.25 Friday 22:41
    0
       
       今日はこの話題に触れないわけにはいきませんね。サッカー日本代表、決勝トーナメント進出おめでとうございます。僕も徹夜して未明の試合見させていただきました。大会前の予想を覆す見事な戦いっぷり、特に守備における粘り強さには感服しました。今の日本代表は決勝トーナメント進出にふさわしいチームとなりましたね。決勝トーナメントにおけるご健闘も願っています。

       さて、こっちも熱い戦いが繰り広げられています『黒客戦記』ですが、今日はフミエちゃんとの戦いの後編。決着がつきます。果たしてどんな結末が待っているのか、お見逃しなく。それではどうぞ。

       episode 16 「永遠の好敵手 -後編-」

       ダイチはガチャギリの提案した作戦を採用し、すぐに外が見える建物の端に移動すると、組まれた鉄骨の足場の向こうに輝く夕陽を捉えた。その瞬間、フミエも5階に到着する。
      「なにしてんのアンタ?」
      フミエもいぶかしげにそちらを向いた。ダイチも一瞬だけフミエに笑いかけたかと思うと、持っていたミサイルをその夕陽の中に打ち込むがごとく引き金を引いた。ミサイルは時間帯を間違えた打ち上げ花火のように夕空にはじけていった。
      「よし、これで多分気付くだろう」
      ダイチの隣にいたガチャギリがほほえむ。フミエはこの奇妙な行動に首を傾げる。
      「アンタ達、まさか、仲間でも呼んだんじゃないでしょうね?」
      「ふん。仲間か。ある意味ではそうだ。だが、敵でもある」
      ガチャギリの言葉に、また何かとんでもないことを始めるのではないかという思いがフミエの頭によぎった。これまで『黒客』は、常識を破るような戦いを続けてきた。それをつぶさに見届けていたフミエも、毎回それには驚かされていた。
      「ふん。今回ばかりは何をしてもムダ!行くわよ!」
      フミエの合図とともにショートカットが開く。『黒客』は時間稼ぎのようにその攻撃から逃げ回った。決してムリに攻撃を仕掛けず、ひたすらその時が来るのを待った。
       さすがに逃げるだけなら手を焼かせてくれるとフミエも思い始めた時、ビルの中に異変が起こる。先ほどダイチがミサイルを放った建物の端から、丸い飛行物体がまるでUFOのような電子音を響かせて飛び込んできたのだ。
      「キューちゃん!?ま、まさか!アンタ達がさっきミサイルを外に向けて撃ったのは、キューちゃんを呼ぶため!?」
      何を考えているんだと思いながらフミエが叫ぶ。
      「そうだ。オレたちの勝利を呼び込むためにな!」
      キューちゃんはすぐにダイチ達の方を向いた。ダイチ達はフミエとは距離を置きながらギリギリでキューちゃんからの攻撃も避けていく。
      「バカじゃないの?余計な注意を払うことになるだけなのに」
      「ふん。それなら、オレたちのメガネを壊してみろよ」
      挑発するようにダイチが言う。フミエはそれに怒って仲間の2人に指示を出す。
      「もっとショートカットを出すのよ。アイツらの動きを完全に封じて!」
      「了解!」
      仲間2人は攻勢を強めるためにダイチを囲うようにショートカットを出現させる。ところがそこでフミエ側にとってはとんでもないことが起こった。
      「そ、そんなことが……
      ダイチのまわりに出現したショートカットが、弾丸を撃ちだす前にキューちゃんによって次々と消されていくのだ。これはフミエにも予想外の出来事だった。
      「ガチャ!お前の言う通りだったな!」
      「だろう。空間の設計ミスを利用しているっていうショートカットは、言ってみれば空間バグのかたまりみたいなもんだ。キューちゃんが食いつく格好の獲物ってことだ」
      ガチャギリの言葉にフミエは唇を噛んだ。もとはと言えば、その情報を与えたのは他ならぬ自分だ。たったそれだけの情報で、こちらの手を防いでしまう。『黒客』の実力を再認識すると同時に、油断していた自分を悔いた。
      「だったら、直接斬りつければいいことよ!」
      フミエはそう叫んでダイチに斬りかかる。ところがダイチの肩の上で浮遊するキューちゃんは、今度はフミエに気付いてフォーマット光線を浴びせてきた。これにはフミエも近づくことができなかった。
      「お前の剣は、何本もの剣を合金して作ったんだろ?それも違法物質のかたまりってわけだ。キューちゃんがオレたちの武器よりも過敏に反応するのは読めていた」
      ダイチが余裕の表情でフミエに言う。その間キューちゃんは次なるターゲットをダイチに設定したが、ダイチは先手を打ってキューちゃんの目の前に鉄壁を出した。
      「私達の攻撃がすべて封じられたってこと?そんなバカな」
      「フミエ。お前は力を持っているが、実戦には慣れていない。経験値の差で、オレたちには勝てないんだよ」
      ダイチがフミエに吐き捨てる。ダイチ達は、いつもこのくらいの修羅場をくぐり抜けてきたのだ。
      「ふん。そんな余裕かましていられるのも、今のうちよ!」
      「ぷぎゃー!!」
      フミエの反撃のセリフと、ナメッチの悲鳴が重なった。ダイチは驚いてそちらの方を向く。
      「お、お前達がフミエの仲間か。やっと姿を現したな」
      ナメッチはいつのまにか、フミエの仲間2人に挟まれており、あっという間に戦闘不能になってしまった。
      「ふん。これでこっちが数的有利ね。まともなぶつかり合いになれば、アンタ達もお手上げじゃない」
      フミエが勝ち誇ったように笑う。ショートカットや天叢雲剣が使えなくても、『ドリームチェイサー』は飛び抜けた戦闘能力を持っている。
      「ふーん。そうか。じゃあ、まともにぶつからなければいいんだな」
      ダイチはフミエのセリフを意に介していなかった。そして何気なくハンドガンを両手に構えると、先ほど投げておいた鉄壁をようやく破壊したキューちゃんを撃ち始めた。
      「なにしてるの!?それがアンタ達の切り札じゃ」
      「必要なくなったからな」
      キューちゃんはダイチの攻撃に耐えきれず、一時活動を停止し、修復中の文字が表示された。
      「ガチャ、準備はできているんだろうな?」
      「もちろんだ」
      「こ、今度はなにをするつもり?」
      怪しげなダイチとガチャギリから、フミエはじりっじりっと離れて行く。
      「お前達の切り札をパクる。あいにくアイツらのメガネはハッキングからは無防備だった。オレなら簡単に潜れたんでな」
      ガチャギリの言葉の後、フミエを囲むように無数のショートカットが開いた。
      「くっ、もうショートカットを自分たちの技にしたの!?早くあの2人を取り押さえて!」
      「んなろー!!」
      ダイチ達に攻撃させまいとフミエが指示を出すと、仲間の2人はダイチとガチャギリを取り押さえた。ダイチ達がほとんど抵抗しなかったので、フミエは逆にダイチ達をいぶかしんだ。
      「どうしたの?なんで抵抗しないの?」
      「する必要ないからさ。オレたちにはナメッチ先生がいるからな」
      ダイチに言われて、フミエはハッとしてナメッチの倒れていた方を見る。すると先ほど倒されたはずのナメッチが、せっせと目の前のショートカットの入り口にミサイルを装填しているのが見えた。
      「な、どういうこと!?ナメッチはさっき2人にやられたんじゃ」
      「忍法死んだふりの術。いつも真っ先にやられるナメッチのために、オレたちが組んだプログラムだ。メガネがまだ余力を残した状態でも、あたかも壊れたように見せかけるプログラム。相手が油断している間にナメッチが反撃に転じるっていうのを想定して作った」
      ダイチが丁寧に説明している間に、ナメッチの準備が整った。
      「じゃあ、行くっすよ。発射ッス」
      ナメッチがスイッチを入れると、次々にショートカットの入り口にミサイルが吸い込まれていった。そして、フミエを囲んでいたショートカットから飛び出してきた。
      「いやあああっ!!」
      あっと言う間にフミエのメガネは壊れ、戦闘不能になった。ダイチはそれを見てため息をつく。
      「おら、いつまでくっついてんだよ。フミエのメガネは壊れたんだ。これでこっちが数的有利になった。メガネ壊されたくなければ、さっさと降伏しろ」
      「く、くそっ。だがオレたちは諦めんぞ!」
      フミエの仲間2人はダイチ達に銃を向けて抵抗する姿勢を見せた。仕方ないと、ダイチ達も銃を構える。
      「ぷぎゃー!!」
      その時またナメッチの叫びがこだました。今度はなんだと思いながらダイチがその方を向く。
      「ナメッチ?」
      ナメッチのメガネは煙を上げ、そのまま崩れ落ちるように座り込んでいる。何がナメッチのメガネを破壊したのか、ダイチは見回した。
      「ボク、サッチー。よろしくね」
      その時、ダイチの背後で間の抜けたような声が聞こえた。夕陽を遮るような巨大な影に、ダイチはそこでフリーズしてしまった。
      「あの、ガチャギリくん。これってまさか」
      「ああ。なんか、後ろから殺気を感じるぞ。さっきお前がキューちゃんを撃ったのを恨みに思ってここまで来たんじゃないか?」
      ガチャギリもまるで金縛りにあったように背筋をのばしながら返した。
      「そーかそーか。で、あれ?残りの2人は?」
      「とっくに逃げたぞ」
      階段方向に逃げて行くフミエの仲間2人を、ダイチは目の端で捉えた。そして一緒に逃げようと足を踏み出した瞬間、サッチー渾身のフォーマット光線が2人に浴びせられる。
      「のわあああああああ!!」
       
      「結局、勝負に勝って試合に負けたってこと?」
      翌日、学校でフミエとの勝負の話を聞いたデンパが聞き返してきた。
      「まあ、確かに負けは負けだ。キューちゃんを呼び込んだら、サッチーもつられてやってくることを考えていなかった」
      「いいじゃねえか。ショートカットの技術も盗んだし、再戦するとなればフミエ達とは今度は互角に戦えるしな」
      ガチャギリも収穫があったので負けたことは気にしていなかった。
       その時フミエが登校してきた。なんとなく晴れない表情のまま、自分の席につく。
      「おいフミエ。メガネ直ったのか?オレたちは再戦してもいいぜ」
      フミエはダイチを一瞥すると、息をつくように言った。
      「アンタ達、負けたくせによくそんなことが言えるわね」
      「今度は負けない自信があるからな。昨日の敗戦は、ほとんどオレたちの自爆みたいなもんだ」
      「ダイチ」
      フミエは改めてダイチの方を見やった。
      「なんだよ?」
      「昨日の戦いは、素直に私の負けを認める。あんな勝利、仲間の2人も別に嬉しくないって言ってたし」
      「だから再戦しようって言ってるんだ」
      「いいの。私達は絶対の自信をもって昨日の戦いにのぞんだのよ。それをアンタ達はものの数分で打ち破る方法を考えだして、そして実際私達の手を封じてみせた。正直私は、アンタ達の実力を見誤っていた」
      淡々と話すフミエの瞳の中に負け惜しみの気持ちは感じられない。ただ、相手を認めようとしているということだけわかった。
      「オレたちもお前があんな技使って来るなんて思ってなかったぜ」
      「私達の技は、長い間熟考して生み出したものよ。それをあんな簡単に防がれてしまうなんて、自分たちの無力さと、アンタ達の土壇場での強さを身にしみるほど感じた。今すぐ再戦しても、きっとアンタ達が勝つんでしょうね」
      「おいおい、らしくねえぞ。一体どうした?」
      ガチャギリが軽いノリで返す。
      「勘違いしないで。私はこのまま終わるつもりはない。もし次があるなら、その時はアンタ達の想像をはるかに越える技を編み出してからにする。それまで、アンタ達は大黒のトップで居続けなさい。誰かに負けることは私が許さないわ」
      「......大黒のトップか。もう、そんなところまで来たんだな」
      ダイチがしみじみと言った。そんな夢を見始めてからかれこれ9ヶ月が経とうとしている。
      「ショートカットなんて飛び道具使えるの、私達とアンタ達ぐらいのものでしょ。だからもう、大黒でアンタ達にかなうクラブはない。私もそれを認める。で、どう?頂点からの眺めは?」
      フミエは是非聞いてみたいと思っていた。ずっとその夢を追いかけつづけて、やっとその栄光を手に入れた男の感想を。『ドリームチェイサー』の1人として。
      「いや、なんか実感ねえな。つか、まだまだオレたちよりも強いヤツはどこかに居ると思うんだよな。そいつと一戦交えるっていうのが、新しい夢になったって言うか」
      「ふん、それはそれでおめでたいことね」
      やっぱりバカだとフミエは笑った。今の『黒客』にかなう相手など、都市伝説で聞く暗号屋くらいのものだろうと思った。でも、それがフミエはうらやましくもあった。夢を叶えてしまえば、同時に何か大切なものを失うかもしれないと思っていた。ダイチを倒せば、自分はどうなるのだろうか。メガネをやめてしまうのではないか。そこまで考えていた。だから、今回の勝負も潔く負けを認めたという部分もあった。
       しかしダイチは違う。常に前を向いている。常に上を目指している。止まることを知らない。そんな愚直な生き方を、フミエはキライじゃないと思った。そしていつか、もう1度、ダイチの夢を阻みたいと思った。

      夢を見続ける限り、『黒客』の戦いは終わらない。

      「永遠の好敵手」(完)


       次週、『大黒市黒客クラブ戦記』最終回!乞うご期待!


       
      『大黒市黒客クラブ戦記』 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |

      スポンサーサイト

      2015.02.13 Friday 22:41
      0
        - | - | - | - | - |

        コメント

        どうも、川島です。

        小説版における好きなシーンについて、此花さん、雨響さん、コメントいただきありがとうございました。

        まず此花さんのあげられた「赤い柱」についてなんですが、僕にとっては少し意外なところでした。あの場面、まずメガばあが祭りについて説明するんですよね。そこで大黒市には古くから「赤い柱」が立つと災厄が訪れるという言い伝えが紹介されています。そして読者みんなが思った通り「赤い柱」が立つんですよね。この辺はベタもベタで、展開がストレートだなと僕なんかは思いました。ベタがベタじゃなくなってきているとは磯監督の言葉ですが。
        しかし、此花さんのおっしゃる通りこれが後々のフラグとして多いに活用されるんですよね。まさに「赤い柱」が立つとフラグが立つというところで、これが立つと何が起こるのだろうとドキドキしますよね。考えてみればこの場面、後々に深く関わって来る重要な伏線なんですね。
        ちなみに、「赤い柱」が立ってちょっとした火事の騒ぎもあって現場は混乱しますよね。それが「赤い柱」がもたらした災厄だとか、柱を立てたのはイサコだとか、あげく火をつけたのはイサコだとか、色々噂が立ちますよね。僕はこの展開に流れたことに違和感を覚えましたね。なんというか、電脳コイルらしくないと。その後はついに信者なんかも現れて、完全にオリジナルだなと思うようになりました。そういう意味では僕の中で「赤い柱」は、完全オリジナル展開の幕開けになっているのかなと、そう思います。

        雨響さんのあげられたのは、場面じゃなくてどちらかと言うと人間関係ですね。特にイサコとガチャギリの会話シーンをあげられていますが、確かになかなかこの2人のやりとりは味がありますよね。結構似た者同士ということもあり、言葉が少なくても互いのことがわかり合える。特にガチャギリがイサコに魅せられていて、最近の巻ではイサコの行動を心配してアキラと一緒に見守っていたりするのが微笑ましかったりもします。イサコといると、アニメでは一片もかいま見られなかったガチャギリの素が見られますよね。本当は銭じゃないんですね彼は。しかし僕は『黒客』解散はショックでしたね。9巻でしたか、最初に目次を見て、そのまんまのタイトルの章があって、「『黒客』解散すんのかい!」と驚いたものです。この時のハラケンの言葉もすごく印象に残っています。
        「『黒客』は解散したんだ、と思った。天沢の宣言が理由じゃない。ガチャギリの脱退が原因でもない。だだ、<メガネ>のせいで」というところです。ここは小説ならではですよね。

        さて、僕も最も印象に残った、大好きとはまた意味が違いますが、びっくらこいたシーンがあります。イサコのお兄ちゃんの登場も、宗助と玉子の再会も印象には残っているんですが、僕イチ押しの名シーンは「イサコを撃て」ですね。
        ここを初めて読んだ時に、「ええっ!」と飛び上がったのは僕だけなんでしょうか。確かにヤサコにも予兆はありました。ありましたけど、サッチーに撃たせるなんてやり過ぎだろうよと思いました。お年玉2年分どころじゃない、小説版でのメガネの破壊は僕らの青春の終焉を意味しますからね。あの時はヤサコの中に潜むモンスターを見た気がしました。その後にも騒ぎに巻き込まれた信者達がガチャギリやハラケンのメンテナンスを受けるというシーンがありますよね。そこでヤサコは、「ハラケンやガチャギリのメンテナンスを受けられるなんて幸せ者だ。うらやましい」なんて言ってます。考えてみればすごい神経の持ち主ですよね。

        さて順番にまわすというところで、雨響さん、次のネタ振りお願いしてもいいですか。もちろん此花さんも、これはというお題があれば遠慮なくあげてください。本日はこの辺りで。
        | 川島奏 | 2010/06/27 9:02 PM |

        こんにちは、雨響です。

        いやあまさか黒客がキューちゃんを使うとは思いませんでした。
        敵の敵は味方というやつですかね、結局サッチーに倒されてしまいましたが。
        いよいよ次回で最終話ですか、感慨深いですね。
        最後まで楽しみです。

        さて小説での好きなシーンですか、色々ありすぎてなかなか絞れませんね。
        うーん、また贔屓目になってしまうのですがやっぱりイサコとガチャギリの会話シーンでしょうか。
        私キャラが会話してるところにすごい惹かれるんですよね。
        話してる時の二人の雰囲気や独特の間まで浮かんでくるようで、淡々としていて日常的でだからこそひどく身近に感じてならないその情景にいつも魅せられてしまいます。
        随分前の巻のですが、
        あたしにあやまらないで。
        「おれはあやまらないけど」
        のやり取りとか、こういうのってやっぱり小説独特の表現だなと。
        小説のイサコとガチャギリのさばさばしてるのに段々と理解し合っていってるような関係が面白いです。

        あと印象的なシーンがイサコとデンパの二人きりの会話のシーンです。
        ここはいつも小説のことを考える時にふっと出てくるところなんですが、何ででしょう。
        自分でもわからないのですが、ふわり、と少し軽いあの雰囲気と穏やかさにやられたのかもしれません。

        しかしながらやはり川島さんのおっしゃられた通り、この小説は本当に究極のファンブックというのがしっくりきます。
        アニメを見ていてここがこうだったら良かったのに、この人達の会話が見たかったな、というのが次々と小説内で実現したりするのに一々嬉しくなってしまいます。
        これも宮村さんが電脳コイルという作品の一ファンであるからこそなせることなんでしょうね。

        ちなみに小説で一番嬉しかったのが黒客が関わってきたことだったりします。
        アニメではなかなか彼等のことが描かれてきませんでしたから、小説で動き回っているのを見るだけで嬉しくなってしまうんですよね。

        それでは今回はここらで失礼いたします。
        | 雨響奏 | 2010/06/26 11:48 PM |

        コメントする










        この記事のトラックバックURL

        http://spring-coil.jugem.jp/trackback/55

        トラックバック