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2015.02.13 Friday
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    『電脳コイル企画書』について

    2009.10.30 Friday 22:11
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       早いもので今年もあと2ヶ月。こうやって毎週小説やブログを更新していると、差し迫られているみたいで余計に早く感じます。小説の方は最低あと2話分は今年中に書き上げたいと思います。

       今回は先週もちょこっと紹介した『電脳コイル企画書』について書こうかと思います。ただこの本は買った人だけのお楽しみのような部分もあるので、どこまで内容を紹介すればいいか悩むところです。

       僕がこの本を手にしたのはちょうど1年前でした。その年の6月に一回目のアニメの再放送が終わっていたのですが、僕の中では電脳コイル熱は冷めていなくて、発売してからソッコウで買ったことを思い出します。そして初めて読んだ時の衝撃も覚えています。

       この本は文字通り企画書なので、磯監督が構想を練り始めた時からの設定などが載せられているのですが、その内容はアニメで放送された、そして小説化されている電脳コイルとは大きく異なっています。以下に僕が特に驚いた項目を紹介していきたいと思います。

      •コイル・ザ・メタ・イリーガル
       これはキャラクターの名前です。通称コイルと言うらしいです。謎の電脳生物らしいのですが、電脳コイルにおける主役級の、かなり重要なウエイトを占めるマスコット的キャラクターだったようです。「ドラえもん」におけるドラえもんのようなポジションですね。初期段階のストーリーを見ると確かにコイツが中心になって話が進んでいくようでしたが、監督はこの種のキャラクターの扱いに悩み、早々とボツってしまったということです。あくまで個人的な雑感を言わせてもらいますと、そのようなストーリーにならなくて良かったなと思っています。ごめんコイル。

      •未知子
       あのアニメのミチコさんは、元々はイサコの次にやってくる転校生として登場するという設定だったらしいのです。いや、どうやらアニメと同様にあっちの世界にもミチコがいて、その未知子を連れ去ってしまう的なストーリーだったみたいです。ところがイサコと同じような役回りになってしまい、未知子の方が企画から消えていったとのことです。

      •ヤサコとフミエのキャラが逆
       僕としてはかなりショックだったのが、当初はフミエがおとなしいおっとりとしたキャラだったということですね。そしてヤサコがどんどん前に出て行くタイプだったと。電脳力においてもヤサコの方が学校でもトップクラスでダイチと張り合っていたみたいです。ところがイサコとの対比を描きにくいとのことで、キャラを入れ替えたそうです。確かに見た感じヤサコではなかったですね。優しさはどこいったんだと。そのヤサコはやはりハラケンが好きなようなんですが、そのハラケンはちょい役の、ちょっと大人びた小学生だった模様。そのハラケンも後にキャラが変更され、アニメのようなキャラになりました。おかげでヤサコとハラケンはお似合いになったし、ダイチもフミエと絡めるようになったというわけです。よかった。よかった。

      •サッチーが怖い
       タイトルの通りです。企画書にあるサッチーはパニック映画にでてくるモンスターのようにおぞましい姿をしています。必見です。

       まだまだアニメとは違った面白い設定はありますが、とりあえずこのぐらい上げておきます。また終始一貫して同じ設定のキャラもいます。アイコなんかはそうですね。

       この本にはその他にも大黒市の地図や、初期のキャラ設定で展開される第1話と第2話がアナザーストーリーとして収録されており、また違った電脳コイルの世界が楽しめます。地図なんかは、僕は小説書く時に参考にしたりしています。

       この本に関して総じて言える事なんですが、僕は変わっていった設定に関してはそれで良かったなと思っています。コイルという謎の生物がドラえもんのように振る舞っていれば、完全な児童向けのアニメだと思って最後まで見なかったかもしれません。しかしそれはアニメを何度も見てその世界観にどっぷり浸かってしまったからで、それとは全く違う設定に違和感を感じるのは当たり前のことですよね。そうやって試行錯誤によって変わっていった設定を、単に「ふーん、そうだったんだ」と流すだけでなく、過去があるからこそ今があるということで、消えていった設定がどこかに生かされているとまた思えば、さらにこの本は楽しめると思います。ちょっと値段が高い気がしますが、電脳コイルのファンなら買って損はしない本だと思います。ただ、面白いけど、怖いと一言だけ。アニメでの世界観を大切にしたい人には向いてないかもしれません。

       では今週はこの辺で。アデュー/
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