奏作空間

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2015.02.13 Friday
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    2011年 総括スペシャル

    2011.12.11 Sunday 23:34
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        当ブログも隔週更新にしたおかげで、年内の残りの更新が今回も含めてあと2回となってしまいました。月日の流れるのは早いもので、とは毎年つぶやいていますので割愛。

       このブログを開設してから3度目の年末を迎えるわけでございますが、例年は年末最終更新に1年の総括と反省をしていました。しかし今年はそれを前倒しにして、今回終わらせてしまいます。そして年内最終更新日は12月25日ということもあって、クリスマスを題材にした電脳コイルのショートストーリーをお送りしたいと思っています。後ほど、その詳しい予告をします。

       さて、まずは恒例『電脳コイル』のオフィシャルの2011年の動きですが、やはりBlu-ray化が一番大きなニュースでしょう。去年はここで小説版の完結という話をしていて、さすがに来年に動きはないかなあと思っていましたが、まさかでした。では来年の2012年は何がありましょうか。ソーシャルゲーム化という話もありますが、此花さんも先日おっしゃっていた実写映画化されたらいいな、なんて。

       そして僕の創作活動の上での今年一番のニュースはやはり、『春』を完結できたことでしょうね。その心境などは「あとがき」などで書き綴りましたので、繰り返すことはやめておきます。

       しかし、今年は東日本大震災が起こったこともあって、創作している身としても決して気分が乗り続けた1年ではありませんでしたね。

       僕は関西に住んでいるので、その混乱を肌で感じることがなかったわけですが、なんでしょうね。本当に包み隠さず打ち明けると、あの時僕の日常は些細な変化もなく続いて、あの惨状はテレビでしか感じ取れなくて、それはあまりに非現実的で、ともすれば遠い外国で起こったことのような感覚で、これが国内で起こったことを相応の重みで受け取れなかったことに罪悪を感じて、一体自分がどこまで同情して、一体どこまで同情しているフリをしているのかがわからなくなっていました。

       ただ、誤解を恐れずに言いますと、同情し続けることや現実を見続けることは、やはり疲れます。僕はあの出来事に対して変わらぬ僕の日常を過ごす以外のことができなかったため、どこかで割り切る必要がありました。割り切って、執筆を続けました。自らの逃避という目的もありましたが、こんな時こそフィクションが必要じゃないかと思ったからです。

       僕は、フィクションは現実からひととき目をそらすためにあるものだと信じています。現実とずっと向き合い続けていると、多分人は希望よりも不安の方が積み重なってしまうのでしょう。フィクションは人が心を休める場所であり、刺激や活力を得る場所であり、夢を見られる場所であり、そして僕はたった1人に対してでもいいからそんな場所を提供できればと思い、また自分にはそれが出来ると信じることにより己の無力感をごまかしていました。

       この姿勢が正しいとは言えないかもしれませんが、この出来事を通して僕は、自分が物語を書いている意味を再認識しました。

       さて、話を再び今年の創作活動の方に戻しましょう。山あり谷ありの連載を乗り越えて、『春』は目標通り今年で終わらせることができました。そして完結後すぐに、次なる物語を書き始めることとなりました。その次なる物語も、『電脳コイル』を題材にした二次創作になることはこれまでお知らせしている通りです。

       前にもこの話はしましたが、去年の年末の総括で、僕は今年限りで『電脳コイル』を扱った物語を書くことをやめると宣言していました。『春』が終われば、なんの未練もなくこの物語から離れることができるだろうと思ったからです。

       それは『春』が完結してからも同じでした。僕はあの物語を完成させた時点で、『電脳コイル』から離れることもできました。『春』でやり残したこともありません。多少強引な締めになりましたが、あのラストこそが僕の願う彼らの未来でした。

       それでも次回作を『電脳コイル』として書かずにはいられなかったのは、今度は「人生」を書きたかったからです。僕はアニメや自ら手がけた二次創作で、彼らの人生における土台となる部分をずっと追ってきました。そして、当然のことながら彼らがこれからどんな風な人生を歩むのかも気になりました。その途中経過を、子どもと大人のはざまに位置する成人したての時期にスポットを当てて垣間見てみようというのが、次回作の一番大きなテーマです。

       そしてその彼らの「人生」は、僕達の周りにもごく日常的に転がっていそうな出来事や事件を通して、ごくありふれた物語として描いていきたいと考えています。次回作における僕の挑戦は、どれだけ読者の方の共感を得られるかです。共感を得られる物語を書くには、いかにキャラに物語を任せられるかがポイントになってくると思います。

       書き手側のスタンスとしては、最初にキャラの設定と配置をするだけで、後はもう勝手に動くキャラを追いかけることに集中するというのが理想の形です。あまり自分の都合でキャラを動かしているとキャラが死んでしまうことになる、というのはプロの作家さん達もよくインタビューなどでおっしゃっています。

       ところが、それをやってみようとしたらどんどん思っていなかった展開に流れて、いっこうに話が前に進んでくれないんですね。すでに次回作における彼らの青春はあらぬ方向に転がりだしています。プロの作家さんがそこでどう折り合いをつけているのかわかりませんが、ただただ僕の場合は分量の増加という形で妥協しています。

       次回作の見所はその辺のハチャメチャ具合かもしれません。キャラが活きている以上は物語として冗長になっても退屈にはならないと思いますので、彼らの掛け合いなどは注目してみてください。

       と言いながらも、次回作が来年のいつ頃出せるかどうかはまったく見通しが立っていません。あまりにお待たせしていると忘れられてしまいますので、今回策を講じました。

       それがこのブログにて次回投稿するショートストーリーです。こちらは次回作へとつながる、いわば「episode 0」とも言うべきお話になります。それでは、その予告をしたいと思います。


       『電脳コイル』二次創作短編  ー最後のクリスマスー

       2028年12月24日。橋本文恵と沢口大地が恋人となって迎える最初のクリスマスは、翌年に新型ウェアラブルコンピューターの発売が控えていることから、"電脳メガネ"最後のクリスマスと言われていた。文恵と大地は、その終幕を飾る電脳クリスマスイルミネーションに繰り出す。そこで2人が見た、"メガネ"最後の幻とは。

       
       というわけで、次回作で主役を張る2人の物語を、特に文恵の視点から描いていきます。

       今回、文章の体裁など次回作仕様になっていますので、『春』の時とは書き方が大きく変わっています。登場人物の漢字表記に関してもそうです。まずはこれらの仕様変更に慣れていただければと思います。

       それでですね、注意点は、題材がクリスマスなので雰囲気が非常に甘くなっているということでしょうか。序盤にして無理だわ、と思われた方は後半にいくほど甘くなりますのでそこで止めた方が良いかもしれません。一応、文恵と大地だけでなく、みんな出て来る展開にはなりますけど。

       また、確認していただきたいのは時間設定です。次回作の本編は2035年が舞台で、その時の彼らは大学3回生。このショートストーリーは2028年で中学2年生です(ちなみに『春』が2027年)。間に7年の開きがありますが、伏線もちらほら出てきます。注意深く読んでいただければ、次回作もより楽しめるかと思います。

       年内最終クリスマス更新はこんな感じになるので、どうぞよろしくお願いします。

       最後にここで来年の抱負ですが、この次回作を早く出すことに尽きます。そして現在連載中の『3.00』も来年には完結するでしょうから、こちらも最後まで手を抜かず此花さんと作り上げていきたいと思います。そして来年こそはオリジナル小説を、といきたいですが、これは次回作がいつ出せるかによりますね。頑張ります。

       それでは2011年も応援ありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。再来週はー最後のクリスマスーをお楽しみください。

       

       








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