奏作空間

Reading & Creation Space "SOH"

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2015.02.13 Friday
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    『電脳コイル 3.00』の今後

    2012.05.20 Sunday 22:56
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        先週の記事で此花さんと連絡が取れない状態であるとお伝えしましたが、1週間が経過した今も状況は変わっておりません。

       ネット上だけの関係というのが何とも歯がゆいものだということは、今改めて実感します。此花さんが今どういう状況にあるのか、僕には掴むことができません。

       此花さん自身についても大変心配ではありますが、こうなると考えておくべきは、連載中の『電脳コイル 3.00』の今後でしょう。

       二次創作物の規制で、此花さんが連載場所を移されたのはつい最近です。ブログ開設間もなくこのようなことになるとは想像もしていませんでした。物語を移し替える時に、パートごとで文章の微修正をされたという此花さんは大変几帳面な方で、今の音信不通がなおさらただの放棄とは思えないわけです。

       それに、物語としてもいよいよ佳境にさしかかっているところです。前話で一つのヤマを越えて、あとはクライマックスまで流れに乗っていきましょうというお話をしていたところです。

       共同作品として立ち上がった本作。もし、此花さんが執筆できない状況にあるならば、その完結の責任は僕の方にまわってくるものと思います。

       その点について、今の僕の胸中を記しておきます。

       この作品も構想してからはや2年の歳月が流れました。早いようですが、随分昔のことのような気もします。

       当然僕は、今後の物語の流れ、結末を知っています。細かい部分は忘れていますが、あの時に此花さんと交わしたやりとりは今も文章として残っていますので、どうにかそれを掘り起こして構想の骨子になぞって執筆することはできるでしょう。

       ただ、この作品について僕が常々感じていたのは、もうほとんど僕の手から離れたな、ということです。

       どういうことか。最近よくこのブログにも書いていますように、物語は人間ドラマだと僕は思っています。登場人物1人1人の感情は書き手の都合で左右されるものではない。つまり、どれほど最初に筋書きを固めようとも、その通りに物語が展開するはずがないのです。

       その登場人物達の感情を汲み取るのは執筆者の役目です。此花さんは此花さんの感性でキャラの心情を読み、その動向を記していらっしゃいました。そこに不自然があれば、原稿チェックをしていた僕が指摘し、軌道修正をはかっていたのです。

       それでも段々とキャラは執筆者のものになっていきます。此花さんはできるだけ最初に筋書きに近づけようと努力されていたと思いますが、それでも大きく展開を変える必要に迫られることもありました。

       逆に僕としては、執筆者の感性でキャラは動いてしかるべきだと思っています。ですからそういった変更も致し方がないと考えていましたし、不満を感じているわけではありませんでした。

       その代わり、上述したような印象をこの作品対しては抱いていました。共同作品というものに取り組んで、その点は非常に勉強になったなと思っています。

       そんなところで執筆者が代わるというのは、作品上は決して良くないというのは明白です。此花さんの感性と僕の感性はまったく異なっていて、ここから完全な別作品になる可能性も大いにあります。それに、此花さんと僕の文章スタイルもレベルも違うのは、皆さん御存知の通りです。

       そもそもこれまでの伏線の仕込みも、此花さんの頭の中で細かい計算があってなされていたということもあり、僕ではすべてを拾いきれないとは思います。

       とはいえ、未完結のままにするのが最良ということはないでしょう。これまで述べた弊害があっても、どうにか完結することが読者の方の望まれていることだとは思います。

       もちろん、此花さんがこれから復帰されることが一番です。その可能性も大いにあると思いますので、僕としてはもう少し待ちたいと思っています。期間をどのくらいにするかはわかりません。本当に僕が引き継ぐしかないという踏ん切りがついたなら、どうにか時間を工面して書き出したいと思います。

       読者の皆さんにはご迷惑をおかけします。ですが、もうしばらく待っていただければと思います。

       どうにか、此花さんの早い復帰を祈っています。

       
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      『電脳コイル』二次創作物削除完了+アニメ「氷菓」

      2012.04.01 Sunday 22:34
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          今日から4月。新年度の始まりです。皆さんの地域では桜が咲いていますでしょうか。今年は非常に寒さの厳しい冬だったのが影響したのか、僕の住んでいる地域ではまだまだ咲き誇ってはいないです。新学期の時期に、満開になるのではないでしょうか。

         この4月から新生活が始まる方。不安も期待もあるかと思いますが、気持ちを新たに頑張っていきましょう。

         さて、先々週にお知らせした通り、事情あって僕の『電脳コイル』の二次創作物は、昨日をもちましてWEB上から削除させていただきました。こちらのブログでも、二次創作小説や『電脳コイル 春』に関わる記事は非公開とさせていただきましたので、ご覧になることはできません。あしからず。

         リンクにつきましては、とりあえず現時点では、連載中の『3.00』以外のものを削除致しました。此花さんが新しいブログを開設されましたら、そちらのリンクと張り替えますのでしばらくのお待ちを。

         執筆中だった僕の次回作の『電脳コイル』の二次創作は、やはりお蔵入りということにしました。ストーリーは出来ていたのですが、やはりけじめをつけるという意味でも、ここから新しく二次創作物を出すのも引き際が良くないと思いまして。待たれていた方には大変申し訳ありませんが、ご理解の程よろしくお願いします。

         ただ、この作品に関しては、アニメから9年後の未来を僕なりに想像した世界観や人物関係などを書き起こした設定資料があります。作品としては出さないものの、こんなことを考えていたんです、という具合にその資料を公開するのはアリかなとも考えています。それについては検討中ということで、公開するにしても期間を限定すると思いますが、記事のネタがない週に企画するかもしれません。

         それではもう執筆活動をやめるのかというと、そのつもりはありません。これを機にオリジナル長編小説に挑みたいと考えています。オリジナルのネタについても、実はいくつか案がありまして、最も有力な案で構想を始めたいと思います。

         オリジナルに関しては一から世界観構築やキャラ設定をしないといけないので、構想にはかなりの時間がかかると思われます。また、今の力量で本当に僕の思い通りの小説になるかどうかは未知数なので、僕が納得いくまで何度も書き直すかもしれません。ですので、次の作品については本当に気長に待っていただければ幸いです。

         その内容やテーマなどについては、またおいおいこのブログでお伝えしていきます。

         それでは、創作については以上で。ここからは、この4月から放送が始まる、あるアニメの紹介をしていきます。

         以前、このブログの「川島の本棚」でも紹介させていただきました。僕が大好きな米澤穂信先生のデビュー作であり、以降連綿と続いている<古典部シリーズ>。第1作目の『氷菓』と銘打って、ついにアニメ化です。















         <古典部シリーズ>について、今一度説明致します。

         主人公の折木奉太郎は、「やらなくてもいいことは、やらない。やらなければいけないことは手短に」を掲げる省エネ主義者。そんな彼は、ひょんなことから文化部の多さには定評のある神山高校でもその存在が知られていない<古典部>に入部する。同時に入部した、好奇心旺盛な令嬢の千反田える、豊富な知識とボキャブラリーを備える旧友の福部里志、毒舌で童顔美人の伊原摩耶花とともに、彼は<古典部>の周囲で起こる、ちょっと不思議な出来事を解き明かす羽目になる。

         詳しくは「川島の本棚」第4回にて。日常の謎をテーマにしたちょっぴりほろ苦い青春ミステリーは、原作からして非常に楽しめます。それのアニメ化ということで、僕としてはかなり期待をしているところです。
         
         公式サイトhttp://www.kyotoanimation.co.jp/kotenbu/にて、猫目宗助じゃなかった、遊佐浩二さんがナレーションをしているPVが見られますので、こちらもどうぞ。

         放送日時は地域によって違いますので(BS放送もありますが)、皆さんで確認してみてください。僕の住む関西地域は、おっさんテレビで名高い、サンテレビで4月24日(火)の深夜24時より放送開始です。

         僕にとってはこれで新年度の楽しみが増えました。皆さんにも、これを機会に是非原作にも触れていただきたいなと思います。

         さて。しばらく小説の執筆の方は止まりそうなので、このブログも出来る限り週1の更新にしたいと思います(毎週書くことがあるかどうかは不安ですが)。それでは、新年度もよろしくお願いします。





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        『電脳コイル』二次創作作品削除のお知らせ

        2012.03.18 Sunday 22:10
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            突然のお知らせになりますが、「小説家になろう(にじファン)」と当ブログに掲載している川島奏の『電脳コイル』二次創作作品を、年度末の3月31日を持ちましてすべて削除することにしました。

           別に僕が気まぐれを起こしたわけではありません。何が起きたのか順を追って説明致します。

           かなり今更ですが、二次創作物というのは、著作権的な観点からするとかなりグレーな存在なのは皆さんも認識されていると思います。小説投稿サイトである「小説家になろう」も、この二次創作物に対する扱いは時々によって変わってきました。

           僕が『春』の連載を始めた3年前は、当該サイトも二次創作物に対して保護的な立場をとっていたように思います。しかしサイトの繁栄により二次創作物も増え、同時に原作者からのクレームも多く寄せられるようになったのでしょう。徐々に規制をかけるようになり、此の度ついに、二次創作物作成の禁止が明言されているコンテンツホルダーの関連作品の投稿を全面禁止にすると決定したのです。すでに投稿されている作品も4月の上旬に強制削除されるとのことです。

           その二次創作物作成の禁止が明言されている作品のリストには『電脳コイル』も入っています。つまり、「小説家になろう」にて掲載している『電脳コイル』二次創作物は、この時に削除の対象になるということです。僕の作品も此花さんの作品も例外ではありません。

           ただ、それは「小説家になろう」での話。世の中に小説投稿サイトはあれだけではないでしょうし、このブログのように個人で運営している場所に掲載すれば規制の手も届かないでしょう。掲載場所に関してはいくらでも解決方法はあります。

           しかし、問題は『電脳コイル』が二次創作物の作成を禁止していることです。

           この作品が著作権に対してどこまでこだわっているかどうかは、同人誌などの販売等からも推察することができますが、しかし禁止されているのは事実。僕も禁止されているとは知らず、連載を続け、また次回作も『電脳コイル』の二次創作にすると宣言していましたが、けじめはつけようと思います。

           ですので、これを機に当ブログに掲載している二次創作物も非公開にすることに決めました。つまり、僕の作品に関しては4月以降は一切閲覧ができなくなるということです。現在執筆中と報告していた次回作の執筆も凍結するという方向で考えています。随分聞き分けの良いことだとお思いになるかもしれないですが、何卒ご理解のほどよろしくお願いします。

           その中で、『春』以外の作品に関しては当ブログに記事が残っているので何かの機に復活させることは可能です。しかし、膨大な『春』はバックアップデータがないため、保存する努力は致しますが、それが削除の日までに間に合わなかった場合はそこで見納めになる可能性があります。ですので、こんなもの好きな方はいらっしゃらないと思いますが、『春』をもう1度読み返すかもしれないという方、3月31日までは掲載していますので、コピーペーストなりでご自分のパソコンに保存されておくと確実です。

           以上が僕の単独作品のお話です。ここからは此花さんと連載中の『3.00』の今後の方針について説明致します。

           『3.00』は今、物語も佳境に入ってきています。ここまで来て連載をとりやめるわけにはいかないだろう、というところで此花さんと僕は意見が一致しています。何とか完結までは、どこか別の場所で連載を継続するという方針は固めております。

           その場所については、此花さんが新しくブログを立ち上げられるということなので、そこに移ることになると思います。また、此花さんの過去の『電脳コイル』の二次創作作品も移されるということなので、そちらに関しては今後も閲覧が可能になると思います。ただし、場所を移しても状況によっては予告なく削除する可能性もあるとのことなので、それはご了承ください。この点につきましては、此花さんと僕でスタンスが違いますが、ここもご理解いただければと思います。

           それから、此花さんはオリジナルの短編小説も「小説家になろう」に投稿されておりますが、そちらの方はもちろん規制の対象ではないので、引き続き閲覧が可能です。此花さんの引っ越し先のブログも出来上がり次第こちらからリンクを張らせていただきますので、今後も当ブログの記事を注意して見ていただければと思います。

           それでは、唐突なお話になって申し訳ありませんが、そのような状況になりましたので、ここに報告させていただきました。僕に関しては、これからの活動方針も随時報告させていただきますので、当ブログの方は今後ともよろしくお願いします。










           
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          今後の更新予定

          2011.04.08 Friday 23:01
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             お久しぶりです。川島です。

             震災以降、原因不明のネット接続不良に陥った僕のパソコンもようやく復旧し、こちらの方も更新する気が起きました。小説の方は絶対に更新しなければと思っていたので、他の方のパソコンをお借りして投稿していました。

             その震災に関して、遅ればせながらですが、被災された皆様にお見舞い申し上げます。昨日もまた巨大地震が起き、原発の問題も含めて予断の許さない状況が続きますが、一日も早い復興をお祈りしております。

             先日のカズのゴールには感動しました。また、震災の影響で花見など自粛の動きがあると思うのですが、僕はその必要はないと思っています。東北の酒造会社の方がyoutubeに、『お花見を是非開いていただいて、お酒を消費してもらいたい 』という動画を公開されたのが話題になっているそうですが、まったくその通りだと思います。経済的二次災害をもたらさないよう、被害のなかった地域では電気は節約し、買い占めは自粛しつつも、ある程度の消費活動はするべきですよね。お酒を飲んで騒ぐ気分にはなれないというのもありますが、娯楽は娯楽として、暗いニュースをひとときでも吹き飛ばすことも必要でしょう。フィクションもかくあるべきだと思いますし、僕もそれが執筆を止める理由にはならないと考えているので、小説の方は変わらずに更新させていただいておりました。

             そんなところで、連載開始2年が経過した『電脳コイル 春』ですが、どうも今計算外の事態が起きています。まず1つは執筆がギリギリの状況にあること。平たく言えばストックがまったくないということです。できるかぎり努力をしますが、今後1週分の投稿分量が少なくなったり、最悪一週休みということになるかもしれません。何卒ご了承ください。本当はブログよりも本文を書くべきなんですけどね。

             それから2つ目は、完結時期が延びそうなことです。先日適当な計算をして、5月頃には終わるだろうという目安を記したのですが、この調子だと夏までかかりそうな感じがしてきました。『ここまで付き合ったんだから、多少長くなっても最後まで読んでやるよ』という寛大なお心で、今後ともお付き合いくだされば幸いです。

             それから、このブログですが、説明した通りの状況なので、今後は『関西edition』などのぎっしりとした内容はできそうもありません。でも時間の許す限りは更新していきたいなと考えています。それでは何をするのか。とりあえず『春』の復習をしていきたいなと思っています。

             ここ最近の『春』は金沢支社プロジェクトチームの暴露話で相当引っ張りましたが、あれでかなりの数の謎を一気に明らかにしました。おそらく、それが膨大過ぎて読者の皆様も出来事の整理には苦労されているかと思います。そこで毎度のことながら、それらを時系列順に並べて整理し、改めて振り返りたいと思います。と言っても、時間の都合上あまり長文は書けないので、何度かに区切ってやります。もちろん、ネタバレ要素満載でお届けしますので、くれぐれも本文の最新パートまで目を通してからこちらをご参照ください。

             短いですが、本日はこの辺りで失礼します。震災のあった日に準備していた紀行文については、また折を見て投稿したいと思います。

             

             

             

             


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            新作告知!!

            2010.07.23 Friday 22:32
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              『電脳コイル private edition <version 3.00>』

               〜三たび、この道の上でふたりは巡り会う〜

               今より少しだけ未来の202X年。
               小学生の間では、ウェアラブルコンピューター【電脳メガネ】が大流行していた。この【メガネ】は、街のどこからでもインターネットに接続し様々な情報を表示する機能を備えた、子ども達になくてはならないアイテムだ。舞台は由緒ある寺社仏閣が立ち並ぶ古都でありながら、最新の電脳インフラを擁する地方都市「大黒市」。
               小学6年生の小此木優子は、その大黒市へと引っ越してきたばかり。電脳空間が壊れやすいというこの街で、優子の飼い犬、電脳ペットのデンスケは早速電脳物質の結晶を見つけてくる。それをきっかけに、優子はこの街の子ども達、高度なスキルを持つ【メガネ】ユーザー達のいざこざに巻き込まれる。そして、優子はもうひとりの”ユウコ”と巡り会う。
               反発し合いながらも惹かれてゆくふたり_。それぞれ痛みをともなう過去を抱くふたりのの心の隙間を埋めるもの。新たなる冒険の中で、ふたりはその答えを探し求める。

               これは、アニメ『電脳コイル』、そして小説版『電脳コイル』、この2つの時間軸からも独立した3つ目の時間軸に存在する物語。『電脳コイル』のフィールドをそのままに、アニメ、オフィシャル小説と同じスタートラインから、此花耀文と川島奏が独自の解釈を加え、世界観、キャラクター、その他設定の異なる別作品として書き綴ってゆく。原作の魅力を残しつつも新たなる風が吹き込まれた、誰も知らない『電脳コイル』が走り始める......

              =====
               
               ということで、いきなり始まりました。どうも、川島です。今回は「小説家になろう」の方で連載を開始する新作の告知をしていきたいと思います。と、その前に。

               此花耀文先生、『電脳コイル 冬を抱いてほころぶ花』の完結おめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。

               金沢市に戻ってからのイサコを主人公とした物語ということで、僕も含めてアニメの後の彼女の動向が気になっていた方には非常にありがたい小説でした。彼女の新しい友達との出会いや、新しいライバルとの決闘。そして僕が個人的に興味深かったのは、イサコとイサコの母との関係です。イサコよりも不安定なイサコの母を描くことは、本当に難しかったと思います。そのような中でも、イサコの孤独な戦いを繊細に描き切った此花さんの筆力には脱帽です。こんな素敵な作品を執筆していただいて、本当にありがとうございました。そしてお疲れさまでした。

               そんな『冬を抱いてほころぶ花』が終わってしまって寂しい思いをされている方に朗報となるのが今回の新作。この物語は此花さんと僕の共同作品です。ストーリーをはじめ、背景設定、キャラクター設定など物語の骨格を此花さんと僕で作り上げていきました。以前、『電脳コイル プロローグ』という小説を此花さんが執筆されたんですが、あの時は僕が最初のアイデアだけを提供し、ストーリーはほぼすべて此花さんが考えられるという形でしたので、厳密に共同作品というわけではありませんでした。

               そして今回は、その意味では共同作品と呼ぶにふさわしい作品となると思います。此花さんとはかれこれ4ヶ月ぐらい毎日メールを交換しましてですね、綿密に打ち合わせを行ってきました。そのメールの量も、気が遠くなるほど膨大なものとなりました。

               気になる執筆の方は『冬を抱いてほころぶ花』を書き上げられた此花さんにお任せすることになります。実績のある此花さんの筆力なら安心ですね。僕はこれから毎回投稿前の此花さんの原稿を見せていただいて、あーだこーだと口を出すおいしいポジションに居座ることになります。すみません此花さん。これからもどうかよろしくお願いします。

               それではその新作の概要をもう少し紹介していきましょうか。タイトルは上にもあります通り、『電脳コイル private edition <version 3.00>』です。

               少々長いタイトルですが、これは此花さんと僕のタイトル案を組み合わせたものです。「private edition」は「私家版」、「version 3.00」は3つ目の時間軸という意味が含まれています。これは電脳コイルテイストを出したこだわりのフレーズです。

               上で紹介しているんですけど、強調するためにもう1度繰り返しますね。これは『電脳コイル』のスタートであるヤサコとイサコの出会いから、まったく別のストーリーを展開する、アニメ、オフィシャル小説と並ぶ3つ目の物語です。『冬を抱いてほころぶ花』や『春』のように、アニメとのつながりなどは一切ありません。完全に独立したお話になります。

               なんで今更そんな設定にしたの?って思われる方もいるかもしれません。こんな設定になったのは此花さんとの打ち合わせの中でも紆余曲折あったのですが、一言でいいます。この設定なら限りなく自由がきくからです。書くからにはもちろんコイルメンバーは全員出したい。それならアニメより未来の話しかないわけですが、そうなると連載中の『春』や、完結しました『冬を〜』の方にも支障をきたす恐れがあるという配慮がありました。それならいっそ新しい時間軸で一から作りましょう、という話になったわけです。

               さて、ではこの物語がアニメ・オフィシャル小説と何が違うのか。それを小出しにしつつ、見所の紹介をしていきたいと思います。


              ○見所その1  新しい人間関係
               この物語に登場するキャラは、アニメに準拠しています。オフィシャル小説のオリジナルキャラはメインキャラとしては登場しません。また、僕たちが作ったオリジナルキャラは登場しません。そして、そんなアニメ準拠のキャラ構成の中でも、ちょっと新鮮な顔ぶれがメインキャラとして登場することになります。<コイル探偵局>、<大黒黒客>のコイルメンバーの中でも人間関係の変化が見られるかもしれません。というか見られます。ヤサコとイサコの性格や関係も微妙に変わってきます。もちろん『電脳コイル』のお約束としての設定は残っておりますので、原作を壊されるという心配はされなくても大丈夫です。此花さんも僕も原作が大好きなので、その辺のさじ加減は調整してあります。

              ○見所その2  多種多様なイリーガル
               アニメで登場して旋風を巻き起こした「巨大魚イリーガル」や「ヒゲイリーガル」などのユーモラスなイリーガル達。しかし、オフィシャル小説ではそんなイリーガルが登場しなくて寂しい思いをしている人はいませんか。そんな読者の希望を叶えるために今回、個性豊かなイリーガル達を取り揃えました。電脳空間にバグを起こしてメンバー達を混沌に導くイリーガル達。その特性はバラエティに富み、今まででは考えられなかったバグが電脳の世界で発生します。それに振り回されるメンバー達の奮闘も必見です。

              ○見所その3  幻のあの物語がよみがえる
               皆さん、このブログで以前にも紹介した『電脳コイル 企画書』はご覧になりましたでしょうか。そこでは残念ながらアニメでは未収録に終わったエピソードが紹介されています。そして今回、その消えてしまったエピソードの中からいくつかをピックアップし、それを土台として新たに作成されたエピソードも収録されます。『企画書』のエピソードも見たかったという皆さん、乞うご期待です。

              ○見所その4 恋物語の展開
               『電脳コイル』といえば、ちょっぴり切ない恋愛描写も魅力の1つ。その恋物語にはさらに熱い展開が用意されています。特に力を入れたのはある人とある人の恋。しかしそれも一筋縄ではいきません。そこにもうひとり関わってきて、やがて物語の大きな流れにも絡んで来ることにもなります。人を思うということは一体どういうことなのか。少年、少女である彼らが抱えてしまった苦悩を、余すところなく描いていきます。

              ○見所その5 新イベントが登場
               アニメでもオフィシャル小説でも、『電脳コイル』には楽しいイベントが盛りだくさんでした。その中から夏祭りはお約束として収録。そして両方に合宿イベントがありましたが、それが大幅にバージョンアップを果たします。そう、小学校時代最大のイベントがついに収録されるのです。童心に帰ったつもりで、それも楽しんでいただければと思います。そして今作は果たし合いが、熱い!!

               まだまだここでは語り尽くせぬ見所はたくさんありますが、あんまり情報を公開してしまいますとネタバレになってしまいますからここまでということで。

               それではここで、執筆を担当する此花さんからのメッセージをご紹介します。

              「こんにちは、此花です。私からのメッセージにスペースを割いて頂き、恐悦至極です。
              さて、メッセージと申しましても、大まかな物語や見所は川島さんから魅力的なご紹介いただきましたから、私からは本作執筆にあたっての信条というか抱負をば。
              『電脳コイル』は不思議な作品で、ストーリーだけをたどれば、特に後半、相当重たいん ですが、その重さに沈み込まない、希有なバランスがあるんですよね。それが何に発するかと問えば、やはり、作中随所にちりばめられた、誰もが思い出として持っているような、子ども達の視線で眺めた世界観に、なのでしょう。それを「ノスタルジー」と言いかえてもいいんですが、この言葉に付きまとう、情緒連綿というかお涙頂戴的なべったりした感情をも、『電脳コイル』は見事にかわしています。一種思い切って客体視し、突き放したようで、それでいて逆にぐっと私たちを引きつける、この乾いた風情を、なんとか作品に取り入れられればなあ、などと思っております」(此花耀文)

               さすが此花さんと言いますか、貫禄のあるお言葉でございます。僕自身も、此花さんの描かれる新しい『電脳コイル』を楽しみにしております。
               
               この此花耀文×川島奏の共同作品、『電脳コイル private edition <version 3.00>』は、2010年8月1日より連載開始です!!タイトルが長いので通称『3.00』でいいですかね。此花さんのお話によると毎週日曜日更新ということなので、これから週末が楽しみですね。

               あと忘れないでください。『春』は続きますよ〜。これからは木曜日更新の『春』と、日曜日更新の『3.00』をお楽しみください。

               それから、『電脳コイル』の公式ページにある「三番目のユウコ通信」が久しぶりに更新されましたが、重大発表がありましたね。オフィシャル小説は第13巻にして完結ということでした。気にはなっていたものの、こう宣言されると一抹の寂しさがありますよね。8月初めに第12巻が発売されるので、オフィシャル小説は年内には必ず完結すると思います。その後も、寂しい方々は是非是非こちらの小説に寄ってください。もし今後「小説家になろう」で電脳コイルを題材にする新たな小説家さんが登場しなければ、『春』は来年春に完結予定ですので、この『3.00』が最後の電脳コイル小説になる可能性もあります。みなさん、【メガネ】の最後の1年、存分に楽しみましょう。

               それでは本日はこの辺で失礼します。『3.00』連載開始まで、あと9日。
               



               
               

               

               


               


               

               
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              ブログの方針を変更します

              2010.02.19 Friday 23:08
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                 やっと、第12話が終わりましたね。言うまでもなく、話の長さでは過去最高記録を更新しました。ほんと、各話の長さのバランスがおかしいですよね。でもでも、長い話でしたが書いていて苦にならなかったなあ。それどころかとにかく書くのが楽しかったです。連載を始めたときから、この話の細かい構想は考えておりましたが、その時は「まだだいぶ先のことだよな」と思っていました。月日が経つのは早いもので、ついにこの話が書けるのかと勇み、そしていつのまにかこの一山を越えたという感じです。この中盤で燃え尽き症候群にならないか心配だったんですか、意外と次の13話も順調に書いていけておりますので、どうかみなさんこの先もお付き合いよろしくお願いします。

                 さて、今回のブログではアニメの内容に踏み込みません。突然ですが今後のこのブログの方針を変えようと思って考えたことがあるので、今日はそのお知らせをしたいと思います。

                 単刀直入に言います。ネタがないんです。これまでアニメ本編以外にも色々なテーマを取り上げて参りましたが、そろそろ新鮮なネタを見つけるのも難しいかなと、特に年が明けてからはそれをふつふつと感じておりました。で、このブログは『春』を連載しているかぎりずっと続けていこうと思っているのですが、それもあと1年ぐらいはかかる見込みです。この調子でやっていると間違いなく、このブログの方が先に詰みます。じゃあこのブログは隔週にするのか、という話ではありません。できるかぎりは毎週更新したいですね。
                 
                 それによくよく考えてみると、アニメ『電脳コイル』の感想とか分析って、ネット上で色んな方がやっているじゃないですか。それで今更、僕みたいなのがそれを掘り返しても、時代はそれを望まないみたいな。気付かないうちにどなたかの二番煎じをやっているおそれもあると思うんですよ。なら、これからは僕しかやらないようなことをしたいなと思いました。

                 じゃあ何をやるかと言うと、ショートストーリーしかないと思うんですよ。先週の『電脳コイル バレンタイン』みたいなものを。しかし、シーズンイベントっていうのもそんなに数があるわけじゃないですよね。そこで僕は考えました。スピンオフ小説を書こうと。

                 スピンオフっていう言葉はみなさん御存知だと思います。既存の作品(本編)から派生した作品のことですね。僕や此花さんの書いている二次創作小説も、広い意味でスピンオフということになるんでしょうか。

                 なんやかんやと説明するのも難なので、実際僕が考えたアニメ『電脳コイル』のスピンオフシリーズを今から列挙したいと思います。色々あります。『』の大きなタイトルの中に、いくつか短いエピソードがあると、そんな感じで簡単なあらすじも紹介します。では行ってみましょう。

                『大黒黒客クラブ戦記』
                 此花さんの書かれている『電脳コイル プロローグ』において、その誕生に至るきっかけが描かれたクールなクラブ大黒黒客。わずか1年足らずで大黒市でもトップクラスのクラブへとのぼりつめた黒客クラブだが、その歴史は他校生徒との激しい電脳戦争の繰り返しだった。その戦いの歴史が今紐解かれる......

                『電脳探偵 007』
                 見た目は子ども。電脳力は大人をも凌駕する奇才、橋本フミエ。その首魁「M」ことメガばあは、ある日彼女を電脳探偵No.七に抜擢する。任務は行方不明のペットの捜索。時に非協力的な会員No.五「H」の代わりに、与えられた相棒は素っ裸の電脳スパイ。名はオヤジ。「さあオヤジ、今日も潜入任務だ。空間の狭間に潜り込み、その場所に迷い込んだペットを救い出せ。」

                『電脳生物部の凋落』
                 橋本フミエと沢口ダイチの対立がいっそう激化する中、部員達は6年に進級し、電脳生物部の先輩達は引退した。ますます歯止めが利かなくなった大黒黒客、それを制止しようとするコイル探偵局。すでにその時電脳生物部は部としての体裁は整っていなかった。そんな中、晴れて部長に就任したのは沢口ダイチ。電脳生物部崩壊への道を忠実に描く一大巨編。

                『マイコ先生の憂鬱』
                 マイコ先生のケチのつきはじめは担任するクラスに沢口ダイチがいたことだった。ダイチが授業中にメガネを使ったいやがらせを仕掛けるのは日常茶飯事。同じクラスの橋本フミエとはそれが小さな電脳戦争に発展することもしばしば。さらなる追い打ちは電脳生物部の顧問を打診されたこと。第三小学校史上まれに見る問題児に、先生の悩みは尽きないのであった。

                『非常勤顧問 原川玉子』
                 『交渉人 真下正義』のノリで。空間管理室職員の公募に応募してきたのは、若干17歳の女子高生だった。そのなみなみならぬ熱意に、管理室は彼女を非常勤顧問に抜擢する。その非常勤顧問は、大型のバイクを乗りこなし半ば強引にフォーマットを遂行していく。自分の犯した過ちを胸に抱いた彼女が語る、あの夏の事件とは?


                『ヤサコとマユミ』
                 ヤサコとマユミはいつも一緒。小学校生活の中でもお互いに認め合う1番の親友だ。特にマユミは電脳力がすごい。ヤサコはいつもそんなマユミをいつも憧れの目で見つめていた。そんなある日、マユミはヤサコに言った。「都市伝説で語られている古い空間って本当にあるのかなあ?ねえ、今度一緒に探しにいかない?」

                 とまあ、ざっと思いついたのはこんな感じです。ハラケンとイサコを主人公とする小説がありませんが、それは此花さんの書かれている『プロローグ』において存分に堪能できますので省きました。一応基本的に全部『プロローグ』からアニメ本編にかけての間の出来事を描くつもりなので、この2人はそっとしておこうかなと。

                 あとはシーズンイベントで『電脳コイル 運動会』と、『電脳コイル 文化祭』というのを考えています。他には『電脳コイル 修学旅行』というのもあるんですが、以前小説家になろうの方でそのようなお話を書いておられる方がいらしたので、これはやるかどうか微妙です。

                 これらのタイトルを、順番に消化していくか、はたまた1週ごとに違うタイトルで話を進めるのか、それは今考え中です。どのお話も1話完結のエピソード数本で構成しようと思っています。

                 もちろんですね、今までのようにアニメで気になるシーンがあった時とか、小説で取り上げたい場面がある時には、従来の体裁で僕の感想をつらつらと書くこともあると思います。でも来週からは基本的にショートストーリーが中心になります。みなさんもこんな話が読みたいというのがあれば、是非コメントしてください。そんな感じで今週はオーバーです。
                 


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                やってしまいました

                2009.09.03 Thursday 22:30
                0


                   昨日、ありえないミスをしてしまいました。

                   僕の小説を読んでくださっている方で、今週更新した分を読もうとされた方。驚かれたと思います。これまで連載を続けてきた『電脳コイル「春」』の方で更新がなかったかと思えば、新たに「川島奏」の名で『電脳コイル 春』の連載が始まっているのですから。もちろん内容は同じです。混乱を招いて本当に申し訳ありません。なぜこのような事態になったのか、順をおって説明していきます。

                   昨日のことでした。僕は普段パソコンで小説の執筆や投稿を行っているのですが、ちょっと思い立ってケータイでも投稿してみようかとしたんです。ところがケータイからは作者ページにログインするのにパスワードが必要でした。もちろんパソコンからログインする時も必要なんですが、いつも自動ログイン機能を使っていたので、ブックマークからいきなり作者ページにジャンプできたのです。そんなわけでもはやログイン用のパスワードをすっかり忘れていました。

                   何度か試してみたもののはじかれてしまい、これでは不便なのでパスワードを変えることに決め、「小説家になろう」のサイトの方から新パスワードを設定するための仮パスワードを、登録してあった僕のパソコンのメールアドレスに送ってもらいました。この時点でケータイからもパソコンからも、ログインするには仮パスワードが必要になったのです。

                   ところがつい先日、僕はプロバイダーを変えたため、メールアドレスも新しいものをゲットしており、当然のことながら解約した旧プロバイダーのメールアドレスは使えなくなっていました。僕がうっかりしていたのは、「小説家になろう」に登録していたメールアドレスは、使えなくなったメールアドレスであることを忘れていたことです。僕は慣れ親しんだ使えないメールアドレスに、何の疑いもなく仮パスワードを送信してしまったのです。

                   もうおわかりでしょうか。僕はその仮パスワードを知る術がなくなったのです。登録メールアドレスの変更も、ログインしなければできません。つまり『電脳コイル「春」』を連載していた「河島奏」の作者ページは誰にも開けなくなったということです。もちろんそれで投稿はできません。

                   それで仕方ないので、僕は新しいアカウントをつくり、「川島奏」として『電脳コイル 春』を連載していくことにしました。作者名はすでに登録されている名前は使えませんので、苦肉の策で「河」→「川」に変えています。小説名も従来のものと区別するため、「春」→ 春 に変えました。これからは『電脳コイル 春』を閲覧してください。このサイトからのリンクも変更しておきます。一応ここにものせておきますので。
                  http://ncode.syosetu.com/n8928h/

                   そのため昨日は日付が変わってからの更新となりましたが、次回からはいつも通り木曜夜に更新していきたいと思います。改めてお詫びしておきます。このたびはご迷惑をかけて本当に申し訳ありませんでした。今後ともよろしくお願いします。

                   来週は本題の方を書きますので、このブログの方も引き続きよろしくお願いします。


                   
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